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住まいに関する豆知識
1. 家づくりを考える
赤ちゃんに優しい家づくり・・・赤ちゃんの成長を育む、安全で心地の良い空
- ◆五感を使って成長していく赤ちゃん
赤ちゃんは「見る」「聞く」「嗅ぐ」「触る」「味わう」という五感を使って、成長していきます。その感覚は大人よりも、ずっとデリケート。そこで、両親の最初の仕事になるのは、大事な赤ちゃんが伸びやかに毎日を過ごせるよう「心地よく」「安全な」住まいへの心配りをすることでしょう。 - ◆赤ちゃんに害を与える様々な要因
『シックハウス症候群』とは、建材や接着剤に使われる揮発性の有害化学物質VOC(ホルムアルデヒド、キシレン、トルエンなど)が、室内の空気を汚染してしまうことによって、引き起こされる頭痛、耳鳴り、目まい、吐き気などの症状の総称です。それらの含有量は各国別に基準が定められ、厚生省の指針値を用いています。ハウスメーカー、マンションメーカーともに、F☆☆☆☆(フォースター)※1 の資材を使ったり、できる限り除去するような商品開発が進められています。しかし基準値といっても、健康な大人で測定した数値がベース。赤ちゃんのためにもできるだけ、ノンホルムアルデヒドの資材を用いているか、検討しなければなりません。
またホルムアルデヒド以外にも、花粉、ダニ、ハウスダストと、人体に悪影響を及ぼす要因は周囲にたくさんありますので、清潔を保つことを心がけたり、風の通り道を確保できる居室を赤ちゃんの部屋に決めることが大切です。
(※1)F☆☆☆☆(フォースター):ホルムアルデヒドが極微量にしか出ないという素材。
谷川建設VOC実測値 測定結果
- ◆赤ちゃんに適した住まいとは
時間の感覚を身につけるために、日光が差し込む東向きの部屋を選び、空気の循環のよい、出入り口の広い部屋がおすすめです。
赤ちゃんの成長に合わせて、住まいづくりも変化していきます。慣れない子育てが始まり、悪戦苦闘していて、精神的・時間的な余裕のない人も多いと思いますが、素敵な家づくりは、子育て同様に「育てて」いくものかもしれません。
からだに優しいバリアフリー住宅・・・バリアフリーってどんなこと?
- ◆バリアフリーとは
バリア(Barrier)とは国境などにある柵や関所のこと。また競馬の世界ではゲートやコース内の障害物のことを指します。SFマンガでは「破壊光線だっ、バリアを張れ」といった具合にも使われます。いずれにしても何かを隔てる、あるいは阻止するものがバリアです。
バリアフリーは「高齢者や障害者にも利用しやすい施設や物のデザイン、およびそのように考えて作られた物」と定義されます。バリアフリーとは両方向にフリーなのです。つまり高齢者や障害者だけでなく、健常者にも開かれているのが本当のバリアフリーです。
その意味では、普段カギが掛かっていて係員に連絡しないと使えない車椅子用トイレといった類の施設は、おかしなものです。「車椅子用」と限定するのでなく、すべてのトイレが障害者に(つまり健常者にも)使える形になっていてこそ、バリアフリーのトイレといえます。 - ◆バリアフリーは全ての人に優しい
障害者でなくても、バリアフリーの恩恵を感じることがあります。たとえば慣れない運動をして、筋肉が痛み膝は笑うという状態の日、トイレや風呂場に手すりがついていればどんなに安全で快適でしょうか。すでに市販されていますが、側面に刻みの入ったシャンプーボトルは、目の見える人でも、洗髪中に目をつぶったまま手さぐりで取る時たいへん便利です。
バリアフリーを高齢者や障害者だけのものと限定して考えるのは間違いです。「みんなが使えてみんなが快適」という意味なのです。山歩きの場合を考えてみましょう。一番体力のない人のペースに合わせれば、途中で遅れる人も出ず、皆で完走の喜びを共有できるのです。
家づくり体験日記・・・家は手の届く買い物
- ◆自分の城を手に入れる女性たち
2001年3月に東京都が発表した「都住宅白書」によると、都内に住む独身女性は同年代の独身男性よりも「持ち家率」が高く、30代後半から年齢を重ねるにつれ、その差がますます広がっているというデータが明らかになりました。
家を買うことがサラリーマンの夢だった時代は終わったのでしょうか、低金利の追い風もあって、現在は経済力のあるシングルウーマンたちがマイホームを購入しています。
白書によると、現在都内に単身で住む独身者は男性が約96万人、女性が約60万人います。このうち、ローン返済額が賃貸のアパートより安いことがわかり、持ち家を持つことを決心した人もいます。中古マンションや場所によっては新築一戸建であっても、月々の収入で手に入る手頃な物件があります。家は大きな買い物ですが、頑張れば単身者でも充分に手の届く買い物なのです。これから実際に自分だけの家づくりについて考えてみたいと思います。 - ◆日本の住宅の平均寿命
日本の住宅の平均寿命は、他の先進国に比べて異常に短く、アメリカの70〜80年、ヨーロッパの100年に対して、25〜30年と推測されています。住宅を長持ちさせるためには、住む人のこまめな修繕や手入れなど、長く住むための努力も必要になります。
最近「丈夫で長持ちする」をキャッチフレーズにしているメーカーも徐々に増えており、21世紀型の住宅としてクローズアップされています。
